■はじめに

フュージョンギターが必ず弾けるようになる10のステップ“をnoteにて配信中。この記事に興味がある方はPart1から是非チェックお願いします。

フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ|Ryoya Yamaguchi | 山口 涼也|noteフュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップnote.com

Part6の今回はリズムについて。
フュージョンらしいリズムのバリエーションを、シンプルなフレーズを発展させながら解説します。フレーズやモチーフの引き出しを増やしたい方へもおすすめです。

■元になるフレーズ①

Aマイナーペンタの定型文フレーズ

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教則本に載っていそうな定型文フレーズ。
4音のシーケンスを拍の頭から16分音符で弾いてしまうと綺麗に1拍に収まるのであまりカッコよくない印象に。

フレーズのタイミングを変化させる

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16分音符1つ分フレーズを前に移動。16beat感が出てきました。

4音フレーズは6連符へ

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4音のシーケンスは6連符にはめ込む事でスリップしたかのように聞こえます。

2つのアイデアの組み合わせ

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2つのアイデアを組み合わせるとこのようなフレーズに。
フレーズの終止も6連符の流れを汲んで自然に。

終止音を浮遊感のある音程へ

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コードをAm7一発と想定しているので、Aドリアンを選択。
終止音を浮遊感のある13thへ。

■元になるフレーズ②

Dドリアン上行・下行

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Dドリアンスケールを上がって下がって。

チェンジングトーンで挟み込み

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開始音(Root)と終止音(Root)にチェンジングトーンで挟み込みのアプローチ。

リズム変化

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少しリズムを変化させました。16裏のタイミングに音符を入れてスピード感を。

トライアドの挿入

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水平なラインと垂直なラインの融合。

終止音を浮遊感のある音程へ

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またまた13th終止。

■まとめ

4音フレーズは6連符(テンポによっては3連符)、3音フレーズは16分音符(テンポによっては…)へ入れ込む事で聴覚的に面白いサウンドになります。勿論これらをさらに発展させることも出来ます。
また、16beatで16分音符の2つ目・4つ目からフレーズを開始・終止させる事で16beat特有のスピード感を出すことも出来ます。
これら2つのアイデアはとても重要なので、是非覚えて使いこなして下さい。

■教材ダウンロード(RTリポストで無料)

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